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2007年06月15日投稿者:山本 正喜

PHPの開発環境は何にするべきなのか?

プログラマなら重々承知の事かと思いますが、
コーディングに使用するソフトで開発の生産性は大きく変わります。

コーディングに使用するエディタには、
大きく分けて次の三つがあるかと思います。
(ここではPHPに限定しており、代表的なエディタをあげています)

■テキストエディタ系
(秀丸エディタEmEditorサクラエディタTeraPad など)
■CUIエディタ系
(emacsvixyzzy など)
■IDE(統合開発環境)系
(PHP EditorZend StudioVS.phpPHPEclipsePDT など)

これらにはそれぞれ特徴があります。

テキストエディタ系

汎用エディタ - EmEditor

PHPの開発では最も多いかと思います。
秀丸エディタやEmEditorなどの何にでも使える優れたエディタの、
PHPモード(設定)を使って開発を行うスタイルです。

特徴としては、
・とにかく軽い!高速に起動・編集できる。
・多彩で使いやすく洗練されたテキスト編集機能。
・プラグイン、マクロなどで独自拡張可能。
という事があげられると思います。

テキストエディタはアプリケーションとして長い歴史を持っているので、
UIの使いやすさ、動作の速さなどでは他の追随を許しません。

PHPやPerlなどのスクリプト言語の開発では、
“ちょっとした小さなコード”を書くことが多いので
お手軽&使い慣れたテキストエディタが人気があるのかと思います。

ただ、テキストエディタであるが故の欠点として、
開発してるプログラム言語に特化した機能などがありません。
(アウトライン、単語補完、デバッグ、etc)

CUIエディタ系

CUIエディタ - emacs
(画像はWikiPediaより引用)

私自身そこまでヘビーに使った事はないのですが、
Linuxユーザーを中心に強い人気があります。
(CUI = Character User Interfaceの略。文字ベースの環境を指します)

特徴としては、
・Linuxとの親和性が高い。各種コマンドと連携できる。
・カスタマイズ性の高さ。知識さえあれば機能を自分で作れる。
・GUIが使えないリモート環境などでも使用できる。(サーバーなど)
というところでしょうか。

Linuxユーザーであれば慣れざるを得ない(?)、
emacs・viをカスタマイズして開発に使用します。

Linux自身、開発者向けのOSという性格があるので、
コマンドとの連携やカスタマイズなどを覚えると
手放せないツールになるそうです。

マウスをほとんど使わないため、キーボードから
手を離さずに開発できることも特徴です。
(上級者のコーディングはホントに超高速!)

欠点としては、とにもかくにもハードルの高さです。
独特のキーバインド、設定ファイルの書き換え方など、
覚えなければならないものが膨大に存在します。
(Windowsに慣れたユーザーでは、ただのテキストを書くことすら難しい)

サーバー管理者など大量にログを操作したり、GUIが使えない環境や
リモートでの開発が必要な場合であれば覚えた方が良いかもしれません。

IDE(統合開発環境)系

IDE(統合開発環境) - PHPEclipse

こちらは、PHPではまだまだ一般的になっているとは言えませんが、
規模が大きいアプリケーションを開発する場合には
多く用いられている様です。

IDEの特徴としては、
・開発する言語に特化した機能を多数搭載している。
・ファイル管理の仕組みが組み込まれている。(プロジェクト機能)
・デバッグ環境、バージョン管理、FTPなどとの連動機能が充実。
といったところです。

IDEはいままで紹介したテキストエディタ、CUIエディタと比較すると
“重量級”という言葉がピッタリのエディタです。

基本的にはテキストエディタの機能に加え、
関数やクラスなどをリストアップするアウトライン機能、

IDE - アウトライン機能

関数名などを途中まで入力し、Ctrl + Spaceを押すと
残りの文字を補完してくれる単語補完機能、

IDE - 単語補完機能

行単位でブレークポイントを指定し、その行の時点での
変数の値などを表示できるデバッグ機能などが搭載されています。

IDE - デバッグ機能

また、エクスプローラーのファイルツリーの様な
ファイル管理機能が組み込まれています

IDE - ファイル管理機能

「プロジェクト」として開発しているシステムのファイル構成を登録しておけば、
そのプロジェクト内のファイルを検索・置換したり、関数やクラスの定義元に
ジャンプすることができます。

このように、通常のエディタに加え様々な開発支援機能が用意されています。

欠点としては、重量級が故の設定の難しさ・重さがあります。

ほぼ設定レスのテキストエディタなどに比べると、
専門の用語なども多数出てきますので設定は難しくなります。
(基本的な機能のみを使うのであればそこまで難しくはありません)

高機能ですので特に起動には時間がかかります。
ただ、一度起動してしまえば後のエディタでの
編集などは軽快に動作します。

—————————————————————–

以上、主観ではありますが、それぞれこういった特徴があるかと思います。

では、「PHPの開発を行う上でどれを選択すればいいのか?」
という事になりますが、私としては

IDE(統合開発環境)系

強くオススメします。

もちろん、個人の開発のスタイルもあるので
軽快なテキストエディタやCUIエディタがマッチする方もいるかと思います。

ですが、PHPでテキストエディタをメインで使っている方や、
特にIDEを「難しそうだなぁ」「そこまで大げさなのは」と
思って避けてきた来た方には是非IDEのスゴサを知ってもらいたいと思います。

私自身、3年ほどテキストエディタ(EmEditor)をカスタマイズして
ずっと開発を行っていましたが、コードの大規模化に伴って、
「IDEって便利なのかな・・?」と思いおそるおそるIDEを試したところ、
あまりの便利さに感激して、即採用を決定しました。

IDEは片っ端からすべて試しましたが、その中でも私がベスト!と思う
PHPEclipseについて、次回書きたいと思います。

次回記事 :テキストエディタからPHPEclipseへ移行した決め手


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この記事へのコメント (1)

大変参考になりました。

投稿者: トモヒロ | 2008/05/23 金曜日 16:25:49
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